若い人にも聴いて欲しい音楽⑤ the band apart【邦楽】
たしかバンアパは学生時代に深夜の音楽番組を見ていてCMで流れていたPV的な映像を見て知った。
当時はこういう音楽が斬新だったので、印象に残ってCDを買った。
the band apartとは
2001年にデビューした4人組のバンド。
歌は英歌詞が多く、ジャジーでリズムを細かく弾ませる。
普通ロックはどこか泥臭い一面が出るが、彼らはそれが無い。
歌声やギター、どれを取ってもオシャレで聴きやすい。
耳が肥えた音楽マニアにもささる疾走感と絶妙なギターの歪み具合。
最近だと中嶋イッキュウがギターボーカルをつとめる「tricot」が近い雰囲気があるかもしれない。
少し専門用語になるが、彼らの曲は「キメ」が多い。
ダッダッダッ!と短く切る感じが上手い。
このキメにハマると彼らの虜になるだろう。
K.AND HIS BIKEはどういうアルバムか?
ヨムが最初に知った曲は6曲目の「Fool Proof」
曲の冒頭はボサノヴァ調の女性のやさしい歌声で始まる。
でも聴いていくと56秒あたりから一気にロックが加速していく。
個人的にこういう展開はとても好き。
9曲目の「Eric.W」も結構好きで、LIVEの後半に聴きたくなる感じ。
テクニックがたくさん転がっていて、全部拾うのが困難。
こういうテクニック系の音楽って自己満足になるようなバンドも多いんだけど、このアルバムは聴く者を不思議と魅了する。
これがファーストアルバムだと、あとから知ってビビった。
ギター・マガジンの動画があったので貼っておきやす。
日本は本物の音楽が売れない不思議な国
モーニング娘やAKB、アニソンがダメってわけじゃないけど2000年以降はロックや魂が入ったミュージシャンが売れにくくなっている。
いまの若者はゲームやアニメに夢中だし、泥臭いロックなんて聴かないのかな?と思ったこともある。
でも中にはちゃんとしたバンドサウンドを追っかけている学生もいるし、耳の肥えた若者もいる。でも、聴く音楽が圧倒的に狭い人がほとんど。
音楽はジャンルがあり過ぎるし、全部聴くのは一生かけても難しい。
でも少しずつ自分で広げていくのが楽しい。
ぜひ本物の音楽を自分でも探してみて欲しい。
見つければ見つけるほど音楽マニアに近づきまっせ。
では、また~。